Tha Blue Herbのファースト・アルバムが発売されたのは1998年で今から17年前。このアルバムを聞いた時は高校生だった。友人に勧められて買ったこのアルバム、当時一番よく聴いていたのは「SHOCK SHINEの乱」だったのをよく覚えている。ショクシャインとは江戸時代のアイヌ人首長の事でTha Blue Herbのリリックによく登場する「北からいただく」という台詞のようにこのタイトルは、北海道からシーンを変えてやるという革命の意気込みを現したメッセージだろう。アルバム全体に流れるどこか暗い洞窟の中にいるような雰囲気は当時異様に輝いて感じられた。
当時は曲やトラックにばかり興味があったが最近は彼等のリリックを読むようになった。そうしてもう一度聴いてみると、「弧憤」の語りに心を掴まれる。この曲のリリックは歌詞カードに載っていないから、彼等にとっては曲という認識ではないのかもしれない。しかし、当時のTha Blue Herbの心の内を最も正直にダイレクトに表現しているのはこの曲だろう。そして、1998年にこの曲で彼等が主張した事は実際に達成された。口だけではなく彼等は宣言したことを実現した。それがTha Blue Herbの揺るぎない実力の証拠だ。
今年、2015年4月に亡くなったパーシー・スレッジのベストアルバム。代表曲のWhen A Man Loves A Womenを含め他にもソウルの名曲のカバーがたくさん収められている。When A Man Loves A WomenのギターはDフラットなので驚いた。3曲目のPut A Little Lovin’ On MeもギターのキーもDフラットだ。
英文の解説を読んでいるとパーシー・スレッジのかっこいい言葉がのっていた。”Most artists judge their success by how much noise and excitement they create but I prefer my audience to be quiet.” (ほとんどのアーティストは、どのくらい興奮と大歓声をつくったかで成功を評価するが、私は、観客が静かになることを好む。)
確かにWhen A Man Loves A Womenを聴いていると静かに聞き耳たててしまう。聴き終わるといい曲だったなぁとロマンティックな気分に浸ってしまう。こんなに雰囲気のあるバラードもなかなか無い。あの高い声が気持ちいい。
他にもジェームズ・カーのThe Dark End of Streetやオーティス・レディングのTry A Little Tenderness も収録されている。
持っているギターは、Carruthers Guitar。アンプはFender Hot Rod DeVille III 410。達人はセッティングも違うな普通とは。
ギターリストは歳をとればカッコ悪くなるイメージがあるけれど、デヴィッド・T・ウォーカーは別格だ。いつもどこかソウルフルで、でも職人のように熟練されている。ドリカムを筆頭に一緒に演奏していた日本人のミュージシャンがいつも羨ましい。マービン・ゲイの横でギターを弾いていた人と一緒に演奏できるなんて最高だ。気さくな人なのか誰とでも演奏しているイメージがある。バンド・オブ・プレジャーもメンバーは日本人だったし、来るもの拒まず的なモットーなのだろうか。もしくは、どんなミュージシャンと演ってもいい音楽を演奏する自信があるか。いや、たぶん両方だ。
歳をとったらこんなギターリストになりたいと思う。余計な力が抜けて、でも魂はギラギラ燃えているというような。
真似してピックの持ち方を変えてみた。俺もアップピッキングを多くしよう。試行錯誤の繰り返しだ。困ったらこのDVDがあるからどーにかなるさ。
Envy is a Japanese rock band formed in Tokyo in 1992. They are signed to Rock Action Records in Europe and Temporary Residence Limited in North America, though originally they worked with Level Plane Records. Initially influential in the post-hardcore scene, Envy more recently in their career has grown to include elements of post-rock. Vocalist Tetsuya Fukagawa was featured on the song “I Chose Horses” from the album Mr. Beast by Scottish post-rock band Mogwai, the same band that owns and operates Rock Action Records.
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